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Itoshima Int’l Art Festival 2025 Itoshima Arts Farm / Flag of YUI

撮影:アレハンドロ・ビジェガス

2025

ゆいの旗(とまり大学)

Itoshima Int’l Art Festival 2025 Itoshima Arts Farm / Flag of YUI

糸島国際芸術祭2025 糸島芸農、羅漢川河口

主催:糸島インクルーシブ・アートヴィレッジ・プロジェクト(九州大学大学院   
   人間環境学研究院)、糸島市学研都市づくり課
共催:アーツいとしま
協力:福岡県立糸島特別支援学校

Itoshima Int’l Art Festival 2025 Itoshima Arts Farm / Flag of YUI

撮影:アレハンドロ・ビジェガス

撮影:とまり大学

糸島国際芸術祭2025で行われた、とまり大学(南条嘉毅×福岡県立糸島特別支援学校)の展示とパフォーマンス。
福岡県立糸島特別支援学校 の子どもたちが描いた絵から生まれた「ゆいの旗」。糸島市を流れる川の河口から海へと広がる河川敷にその一部を展示した。会期中にはその旗を持って歩くパフォーマンスを行なった。子どもたちもともにあそび、このまちに新しい“景色”が描かれていく。

糸島国際芸術祭2025 糸島芸農

本作は、糸島国際芸術祭2025「糸島芸農」における地域協働型プロジェクトとして実施された。2024年4月、福岡県立糸島特別支援学校の開校に際し、「ひとりひとりの小さな夢 つばさひろげて」をテーマに、児童一人ひとりが描いた羽根を組み合わせた翼状の合作が制作され、校舎入口に恒常的に設置された。各羽根には、学校生活への期待や未来への願いが個別に表象されており、集合体としての作品は、多様な主体が共存する場としての学校の理念を象徴している。

2025年2月、本プロジェクトではそれらの羽根を個別作品として撮影し、デザイナー(大本、田北)による編集を経て旗として再構成した。完成した旗は、特別支援学校と地域公民館を結ぶ通り沿いに設置され、児童の内的な夢が公共空間へと展開される契機を形成した。これにより、作品は個人の表現を超え、泊地区という地域環境を彩る視覚的・社会的装置として機能することとなった。

さらに2025年10月、旗は人と人、人と土地との関係性の連なりに沿うかたちで二丈松末へと移動し、時間と空間を横断する可動的な作品へと展開した。本作において旗は、子どもたちの夢の表象であると同時に、地域内で生成・更新され続ける関係性そのものを可視化する媒体として位置づけられる。鑑賞者が旗を掲げ、共に歩く行為は、他者との出会いと土地への参与を促し、この地域における新たな「風景」と共同性の生成を示唆するものである。

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