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2017
南条嘉毅個展 " overlay "
Solo Exhibition "overlay"
Galerie Grand E’Terna ( France Pari )


京都での滞在制作を起点に生まれた絵画作品は、のちにパリのGalerie Grand E’Terna.にて個展として発表された。南条は展示と並行して、ジヴェルニー、ポンヌフ橋、フォンテーヌブローの森、バルビゾン、エトルタなど、美術史に刻まれた風景の制作地を訪れ取材を行った。京都とパリ、それぞれの都市に堆積する歴史と、絵画が場所と結びついてきたあり方を往還しながら、風景を時間の層として捉え直す試みである。

京都での滞在制作を契機に展開された本作群は、その後パリのGalerie Grand E’Terna.において個展として発表された。南条嘉毅は、絵画を視覚的再現の装置としてではなく、土地に堆積した歴史的時間と身体的経験とを媒介する実践として位置づけている。パリ滞在中、南条はジヴェルニー、ポンヌフ橋、フォンテーヌブローの森、バルビゾン、エトルタなど、美術史において風景表現の転換点となった制作地を実際に訪れ、歩行や観察を通じたフィールドワークを行った。モネが連作によって光と時間の変化を定着させ、コローが自然と記憶の重なりを静かに描き出したように、風景は常に時間性と身体性を孕んできた。また、クリストのプロジェクトが示すように、場所は介入によって知覚の枠組みそのものを更新し得る。本作群は、京都とパリという異なる歴史的文脈をもつ都市を 往還しながら、絵画を「場所に触れる行為」として再定義し、時間・記憶・風景の関係を空間的に問い直す試みである。
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